一般診療(保険適応のあるもの)

・主に痒みがつらい疾患
アトピー性皮膚炎、手湿疹、皮脂欠乏性湿疹、小児乾燥性湿疹、虫刺され、汗疱
蕁麻疹、アレルギー性鼻炎(花粉症)、しもやけ(凍瘡)、疥癬

・赤みや腫れが気になるもの、生活に支障をきたしやすい疾患
ニキビ、脂漏性皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症、腋窩多汗症、うっ滞性皮膚炎、酒さ

・できものや見た目が気になる疾患
胼胝(たこ)、うおのめ、脂漏性角化症(加齢性ゆうぜい)、ウィルス性のいぼ(尋常性ゆうぜい)、水いぼ、円形脱毛症、尋常性白斑、毛孔性苔癬、しみ(老人性色素斑)、炎症後の色素沈着
水虫、爪水虫、爪甲鉤彎症(爪の著明な肥厚)、慢性色素性紫斑病

・痛みや発熱を伴うことのある疾患
ヘルペス、帯状疱疹、水痘(みずぼうそう)、細菌による感染症(とびひ、蜂窩織炎、丹毒)、陥入爪(巻き爪)、やけど、床ずれ(褥瘡)、結節性紅斑、口内炎

・その他
薬疹、皮膚癌など

エキシマライトによる光線療法を行っています

紫外線の免疫抑制作用を利用して、皮膚の過剰な免疫反応を抑制する治療方法です。
紫外線のUVBのうち治療効果の高い波長(308nm)のみを照射しています。不要な波長をカットすることで肌への負担を減らし高い治療効果が期待できます。
さまざまな皮膚疾患の症状改善が期待できます。
外用や内服治療だけでは改善しないアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、掌蹠膿疱症にも併用します。色素を作るメラノサイトを刺激し、色素再生を促すため尋常性白斑の治療にも効果があります。また円形脱毛症の発毛を促す効果もあります。

1回の治療時間は1~5分程度で、少し暖かいと感じる程度で痛みはありません。
治療費用は3割負担の方で1回に1,020円、1割負担では340円となります(診察料は除きます)。診察時にご相談ください。

紫外線治療の詳細は下記リンク⇩をクリックしてください

重症アトピー性皮膚炎に対するデュピクセント注射を開始できます

アトピー性皮膚炎の病態には先天的なフィラグリン遺伝子変異に伴い皮膚のバリア機能が障害されることに加えて、免疫・アレルギー的機序に伴うアトピー素因やさまざまな刺激因子が悪化因子となり増悪と寛解を繰り返します。
デュピクセントはアレルギー反応に関わるTh2細胞から産生されるサイトカイン(IL-4、IL-13)の働きを抑制します。これらのサイトカインは皮膚の炎症や皮膚バリア機能、痒みに強く関与することが知られており、これらを抑制することでアトピー性皮膚炎の症状を改善します。
この治療は通常の外用剤(ストロングクラス以上のステロイド軟膏、タクロリムス軟膏など)による治療を半年以上行っても十分な効果が得られない中等症以上のアトピー性皮膚炎の方です。2023年より適応になる年齢が大幅に下がり、生後半年から使用が開始になりました。

治療開始ご希望の際、診察で皮疹の重症度の評価を行い適応を判断します。

治療の詳細は下記リンク⇩をクリックしてくだい

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エピペン(アドレナリン自己注射薬)の処方

エピペンとはアナフィラキシーが現れたときに使用し、病院での診察を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和しショックを防ぐための補助的な治療剤です。根本的な治療をするものではないためエピペン注射後は医師による診療を受ける必要があります。
アナフィラキシーとは、短時間のうちに全身に広がるアレルギー症状で、血圧の低下や意識障害などのショックを起こすことがあります。原因は様々なものがありますが、食物、医薬品、昆虫刺傷などがあります。
エピペンは使用期限があるため、使用しない場合でも期限切れる前に新しい注射に交換する必要があります。当院で処方可能です。

減感作療法(シダキュア・ミティキュアの処方)

減感作療法希望の方は予約時間に注意してください
午前11:00までの予約
午後16:00までの予約

アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できる治療法です。

近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。スギ花粉症またはダニアレルギーの患者さんが治療を受けることができます。

湿疹やアトピー性皮膚炎の増悪原因に花粉症やダニアレルギーがあります。スギ花粉の時期やダニアレルギーによって湿疹が悪化する方に減感作療法をお勧めします。

詳しくは下記リンクをクリックしてください。

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